SEO対策は内部施策が基本

SEO対策の手法は、大きく内部施策と外部施策の2つに分類できます。内部施策とは、自社サイトそのものに手を加える施策です。一方の外部施策は、外部のサイトに働きかけて自然リンクを獲得しようという施策です。内部施策は自助努力でいくらでも進められるのに対し、外部施策は自分自身でコントロールができないため、難易度の高い方法といえます。
内部施策はまとめると非常にシンプルで、「Google に理解されやすいサイト構造にする」ことと「検索ユーザーに有用なコンテンツを豊富に掲載する」ことの2点に集約されます。

Google に理解されやすいサイト構造

Google に理解されやすいサイト構造にはテクニカルな部分が必要となってきます。昔はGoogle のアルゴリズムの性能が低かったため、様々な工夫が必要であり、それらの工夫が効果を発揮していました。しかし、 Google検索がかなり高性能になった現在では、 テクニックの効果は下がっており、最低限のポイント を押さえるだけでもかなり戦えるようになっています。しかし、その最低限を押さえていないと、どんなによいコンテンツを作っても評価され ませんので、軽視してはならない部分でもあります。

検索ユーザーに有用なコンテンツを豊富に掲載しよう

検索ユーザーに有用なコンテンツを豊富に掲載するのには地道な努力とユーザー理解が必要な部分です。自社サイトを 訪れるユーザーが求めている情報をイメージし、それに沿ってコンテンツを制作する必要があります。ユーザーにアンケートを実施したり、外 部のライターに依頼して記事を書いてもらったりする必要が生じること もあるでしょう。 SEO対策というと小手先のテクニックについて語られが ちですが、現在の SEO対策で結果を出すためには、このようなよいコンテ ンツ作りのための努力が欠かせません。

ユーザーが全体を理解しやすい構造作りを

ユーザーがサイト内の位置関係を把握できるようにサイトの構造を作りましょう。
スマートフォンは、PCのような高速なネット回線を利用していません。そのため、ページ聞の移動において、いまのところPCほどのパフォーマンスを出すことができません。また、室内のみならず、移動中など電波状況が思わしくない場所で使用する場合もあります。だからこそ、できるだけストレスなく閲覧できる状態を整えることが重要になっていきます。狭い画面の中でも、Webサイト内のどこの位置にいるかわかり、ページ全体を把握できて、探している情報を即座に見つけられるような配慮が必要になります。そのために重要なこととして、「サイトマップページの設置」・「ぺージ内リンクの設置」・「小階層に留意する」といった3点が挙げられます。

サイトマップページの設置

ここでいうサイトマップとは、検索エンジン向けのものではなく、閲覧するユーザー向けの「目次ページ」のことです。この「sitemapページ」へのリンクが常に同じ位置にあることで、サイト全体をf府敵することができます。目的の情報までアクセスしやすいだけでなく、目的の情報の道すがら、付随した情報も触れやすくなるので、売上・成果にも貢献できるはずです。

ページ内リンクの設置

ページ内リンクを設置することで、ページ内のほかの箇所へすぐ移動できるようになります。同じページ内であったとしても、狭い画面で一部のみを見ていると全体を傭轍することが難しくなるので、その対策として有効です。

小階層に留意する

ここでいう階層とは、リンク階層のことです。階層を深くしすぎると、Webサイト全体の中で、いま見ているページの位置を把握しにくくなります。また、SEOの観点からも、クローラに与えるストレスを軽減させることになり、クローラビリティ向上にもつながります。階層の目安としては、できる限りトップページから3~4クリック以内ですべてのページに到達できるような浅い階層が理想です。